【挨拶】
6/12(日)、東京工科大学ポケモンサークル(通称てうぽけ)さん主催のAero Blast Cup(ABCと表記)という40人規模のシングル大会に参加させていただきました。
そこで何と自身初となるオフでの優勝を成し遂げることができました。素直に嬉しいです。
今回使った構築は正直、構築レベルは人によっては「え、こんなんで勝てるの?」みたいに思われてもおかしくないような物ですのであくまで知識や経験、直感と運(重要)で掴み取った優勝であるということを明記しておきます。
それでもそういった要素は比較的まともな構築の上でないと成り立たないと思うので折角なので紹介します。させてください(懇願)。
【並び】
ガルーラ@メガ石
カバルドン@ゴツゴツメット
ゲッコウガァ...@ラムの実
化身ボルトロス@オボンの実
ウルガモス@命の珠
ゲンガー@メガ石
もしかしたら有名な方がレートで結果残した並びと被ってたりするかもしれませんが一応自分で考えました。
【個別解説】
ガルーラ@メガ石
意地っ張り 197(132)-159(236)-115(116)-×-121(4)-113(20) (実数値はメガシンカ前のもの)
秘密の力グロウパンチ不意打ち噛み砕く
S14のシングルレート最終1位の成績を残したローさんの構築から持ってきたABメガガルーラ。細かな耐久調整意図は本家ブログを参照願います。(『厨パfinal』で検索)
カバガルゲッコウガァ...でサイクルを回す時のために一応耐久寄りの調整にしましたが、ここは改善点。構築全体で重めなキノガッサに対し上からの圧力をかけられないのは正直「よわよわのよわ」と言ったところです。
あくまでこのABメガガルーラは対面的な戦術で輝くわけでこの構築に入れるなら意地ASの猫不意持ちでも良さそう。
因みに実戦では意識しないうちに対面選出でこのガルーラ使ってました。思考的にはサイクル構築の方が合ってると思うんですけどね......?
カバルドン@ゴツゴツメット
腕白 215(252)-134(12)-180(204)-×-93(4)-72(36)
地震岩石封じ怠ける欠伸
Hぶっぱ
Sは補正無し4振りクチート抜き
気持ちAに12振り残りB端数D
物理受け兼起点作り。先週のオフで使ったアッキの実カバルドンよりかは使いやすかった。ゆきEXさんごめんなさい。
Bが若干削れていますが諸物理アタッカーに後投げする耐久は十分に備えているので及第点。今回の大会では「ゴツメと砂嵐によるスリップダメージの蓄積」を意識したので直接殴ってきそうな相手には積極的に投げました。ただそこまで触っては貰えなかった。
欠伸を通すプレイングも意識したところ綺麗な勝ち筋を通せた試合もあったので個人的には満足。
ゲッコウガァ...@ラムの実
臆病 149(12)-104(4)-108(164)-141(140)-91-182(188)
熱湯悪の波動冷凍ビーム影撃
『ドーモ。ポケモントレーナー=サン。信用可能ゲッコウガです』
「信用可能ゲッコウガ #とは」 という方に関してはここで説明するよりもご自分で調べた方が理解が早いと思います。決して説明が怠いわけではありません。本当です!信じてください!
カバガルゲッコ(以下表記をこれに統一)のゲッコウガは基本的に信用可能ゲッコウガとのことですので信用可能ゲッコウガです。
従来の信用可能ゲッコウガとの相違点は草結びが熱湯に変わったことですがやはり3割の追加効果を押し付けられるのはとても強いです。だってやられたら嫌だもの(みつを)
今大会で「珠けたぐりでガルーラ粉砕してぇ......」ってめっちゃ思いましたけどこの型はこの型で役割があるからまぁ、うん......
↑相手がこう主張したくなる試合を3試合もやりやがったのが
化身ボルトロス@オボンの実
図太い 184-×-132-145-99-135 (非理想につき実際に運用した個体の実数値のみ明記)
10万ボルトめざめるパワー氷電磁波挑発
最速70族(キノガッサとか)抜き
残りHB
麻痺撒いて煽って電気流して氷の力にめざめたおっさん。わざわざここで言うまでもないスペックを持っているのはみんな知ってると思います。挑発の部分は元々悪巧みを採用していたのですがオフ特有の害悪ポケモンに対して選出が歪まないようにする為、そしてガルーラやウルガモスの積みの起点にする為に十分な働きをしてくれました。
今回の大会、こいつ1匹の力で試合を3つほど壊したのでやはり皆さんボルトロスはちゃんとした個体を厳選しておくことをお勧めします。上から麻痺撒いて裏のポケモンで上から殴るだけでも強いですからね。(1/4行動制限は僕の知るに及ぶところではないので責めないでください。責めるべきは動かないそちらのポケモンです)
本当はボーマンダとかの面倒を見る枠だったのですが今回ボーマンダとは一回もマッチングすることはありませんでした。
ウルガモス@命の珠
臆病 161(4)-×-86(4)-186(248)-125-167(252) (めざ地V-×-V-U-U-V個体)
大文字虫のさざめきめざめるパワー地蝶の舞
CSベース端数hb
ガルクレセドランのサイクルに対する解答として用意した臆病めざ地ガモス。結論から言うとガルクレセドランはいなかった。
蝶の舞後の抜き性能をより底上げする為に臆病最速+命の珠の火力補填。大文字でワンパンしていく様は快感。
相手構築にブッ刺さっててかつ対策がファイアローくらいしかいない、という時にファイアローの選出誘導を促すというような「見せ合い時点での圧力」をかけられるのも優秀。因みに誘導したファイアローはボルトロスかカバルドンで倒しました。
ゲンガー@メガ石 (画像はメガゲンガーがパックデザインを飾ったポケモンカード拡張パック「ファントムゲート」に収録されている超有能カードであるところのバトルコンプレッサー)
臆病 159(188)-×-95(116)-151(4)-96(4)-170(196) (メガシンカ前数値)
祟り目ヘドロ爆弾鬼火道連れ
有名な意地メガヘラのロクブラ耐え云々のやつ。本当にこの調整を編み出した人は天才だと思います(残念ながら数値だけが一人歩きしてて誰が考案なさったのかわかりません)。
相手の構築にゲンガーがいる時はミラーを恐れて出さないようにしていました(1試合だけ絶対に初手選出されないというのを根拠立てて自分を納得させて初手に出した試合があった。因みに勝った)。
物理アタッカーを鬼火で停止させて祟り目で持っていく流れはメガゲンガーの特権だと思います。それだけとても強い。またカバルドンの欠伸とのシナジーも良いのも今回の構築の強みになりました。
【結果】
Aブロック6勝1敗で予選2位抜けで決勝トーナメントへ進出。トントンと勝ち進み決勝戦はAブロック1位の方との再戦。1戦目で得られた情報アドバンテージを惜しみなく使い切り、優勝することができました。とても嬉しいです。
【選出状況】
ガルーラ:予選1,3,6,7 本戦2 計5回
カバルドン:予選2,5,7 本戦1,準決,決勝 計6回
ゲッコウガ:予選1,2,3,5,6 本戦決勝 計6回
化身ボルトロス:予選1,4,6,7 本戦1,2 計6回
ウルガモス:予選3,4 本戦準決 計3回
ゲンガー:予選2,4,5 本戦1,2,準決,決勝 計7回
どの試合もメガシンカポケモンは選出していました。よく見るとカバガルゲッコ選出は1度もしていません。基本選出とは......
ウルガモスの選出回数が少ないですが本来の役割対象のクレセドランのサイクルが相手にいなかったので出番はそんなにありませんでした。しかし個別解説にもある通り選出段階での圧力をかける役割もあったので特に気にしていないです。
【総括】
まず本日対戦していただいた方はありがとうございました。数戦、こちらに運が傾いた試合がありましたが勝ちは勝ちですので悪しからず。
また決勝進出という旨のツイート、そして優勝したことでいただいた祝福のリプライとても嬉しかったです。ありがとうございました。
僕が所属する対戦特化サークル流星群はレート2100を当たり前のように超える猛者が多く、オフでも小規模大規模に関わらず予選抜けは当たり前のようにする、所謂強者である人が多くいます。
僕自身、ポケモンのガチの対戦環境に身を投じたのは大学に入ってからなので大体ポケモンを始めてから1年と少し経ったことになります。周囲にこれだけ凄い人がいる中で自分自身のモチベーションが上がらないわけがなく、少しでも早くみんなに追いつきたいという一心で努力してきました。
しかし思うように結果は出ず、シングルレートも頑張っても1750が限界。それに追い打ちをかけるかのように今年新たに流星群に加入した1年生達はみんな強いし教えたことはしっかり吸収して自分の糧にしていく状況......普段ヘラヘラして過ごしてはいましたが正直精神的に辛い思いをしていました。割と真面目に。
ただ今回のオフ。運の偏りもありましたが、これまでの経験を活かし切って掴んだ優勝は強い人にはわからないと思いますがとても嬉しかったんです。必死に隠してましたけど勝利の確信を持てた瞬間涙ぐんでいました。
この優勝で少しでも、目指すべき場所に近づくことができただろうか......そう願いながら今回の記事を締めたいと思います。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。
質問等があればこちらの記事にコメント、若しくは僕のツイッター(@janklogic_poke)の方までリプライを下さい。
【おまけ】
ボルトロス君が試合を壊したお相手の悲痛な叫び
次はちゃんと勝ちます