【脳内最強構築を最強のまま出荷しようシリーズ】第1弾。今回はUSMで新規技を獲得したアブリボンを運用した積みサイクル構築です。
【構築経緯】
USMにてねばねばネットを習得したアブリボンから構築スタート。(ちなみにUSMでねばねばネットを新規習得したのはアブリボン,ペロリーム,オニシズクモの3匹。いずれも遺伝技なので育成時は注意)
ねばねばネットという技は使用後、接地するポケモンの素早さを1段階下降させる効果を永続的に発生させる補助技。ツボツボが使用しているのをよく見かけるかと。
それを活かせるポケモンとしてまずカミツルギを採用。アブツルギの並びでは倒せない鋼タイプに打ち勝てるメガリザードンX。
ここまできつそうなボーマンダへの回答としてメガギャラドス,アーゴヨンをチョイス。最後にアブリボンを出すまでもない相手に対しての優秀な展開要員としてカバルドンを採用した(一応の電気の一貫切りも兼ねている)。
【並び】
・アブリボン@気合いの襷
臆病 CS
特性:鱗粉
・カミツルギ@ハガネZ
陽気 AS
特性:ビーストブースト
リーフブレード/スマートホーン/聖なる剣/剣の舞
・カバルドン@オボンのみ
慎重 HDベース
特性:砂起こし
意地 対ミミッキュ調整
特性:猛火→硬い爪
陽気 AS
特性:威嚇→型破り
滝登り/氷の牙/噛み砕く/龍の舞
・アーゴヨン@ドラゴンZ
臆病 CS
特性:ビーストブースト
流星群/ヘドロウェーブ/大文字/悪巧み
【個別解説】
採用順での解説とする。
今回の主役。大胆なS124からの起点作り役はアブリボンの特権。
襷を持たせることでメガボーマンダ,ゲッコウガとの偶発対面で一方的にやられるということはないかと。むしろ有利対面。メガボーマンダに関してはHDに特化されてもムーンフォースで確定2発なので対面で負けることはほぼ無い(としたい)。
ゲッコウガが襷,スカーフの場合は都合が悪いが、上から殴れればムーンフォースで確定1発である。いずれにせよこちらはムーンフォースから入るのがベターな選択。
痺れ粉は対面でどうしても素早さを下げたい相手への解答、メガメタグロスとか。但し命中不安も甚だしく安定はしない為、外しても大丈夫な展開をこちらで用意するのが1番である。光の壁は技の枠が余ったので気持ちだけ程度のカミツルギサポート。地味に両壁張れるの偉い。
痺れ粉,光の壁を蝶の舞,バトンタッチに変えることで
<<突然のバトンギミック>>
を採用することも可能、しかし襷があるとはいえアブリボンのしょうもない耐久力ではそんなことをする暇はないのが現実である(実際に試したけど上手いこといかなかった)。
特性鱗粉に注目。技の追加効果を受けない、というシンプルなものだが猫騙しによる怯みや岩石封じによる素早さ下降も無効である。
これがどう活きるかはその時その時でないと実感できないとは思うが、結構馬鹿にできないスペックなので運用する,される時は忘れないように。
ねばねばネット展開におけるエース筆頭。主にメガゲンガー,カプ・コケコ,ゲッコウガといった通常では上を取られて一方的にやられる相手を返り討ちにするのが目標。
何よりの強みはミミッキュでは簡単に止まらない点。どうしてもこの手の展開構築は抜きエースがミミッキュで止められてしまうのが第7世代での懸念案件だったが、その点カミツルギはミミッキュに対しては止まりにくいのである程度安定はする。
技構成だがリフブレ,スマホは確定。残り2枠はまず何をZワザにするかで決める。ハガネZにするなら対応範囲を考えて聖なる剣だしそれ以外のZクリスタルならそれ対応した技を採用する。今回は打つ機会が多そうなハガネZに対応させた。
剣の舞は低速サイクルを無理矢理崩す為に採用した。切る理由は特にないのでそのままでいいかと。
努力値配分は省略するが意地ASでいいと思う。私が運用したのはある程度Sを削ってミミッキュ対面で不利を取らないようにB方面にそこそこ振った個体を使った。
アブツルギで倒せない鋼タイプへの解答、かつカミツルギから繋ぐ積みサイクルエース。
地震は主にヒードランへの打点意識で雷パンチとの選択枠。ニトロチャージも竜の舞との選択だが、やはりミミッキュの化けの皮を剥がしつつS上昇の起点に出来るのは非常に優秀なのでニトロチャージとした。
その他は特に言うことは無し。相手のステロ展開には気をつけよう。
普通のAS龍舞メガギャラドス。
メガボーマンダに強く出られるようにということで氷の牙を採用。また噛み砕くはA+1噛み砕くで耐久無振りメガメタグロスがワンパンできること,クレセリアの高速処理が主。
地震を切ったことでカプ・コケコや不利を取る高耐久水タイプがややしんどいがそれはカミツルギやアーゴヨンの餌にできるのであまり苦にはならないかと。
その他は特に無し。ミミッキュで止められそうになったら滝登りで怯ませよう。
恵まれたタイプから糞みたいな火力(恵タ糞火)で有名なUSM新規参入ウルトラビースト。
メガボーマンダに対面で勝てる、かつギャラドス,リザードンに対して出てくるレヒレ,アシレーヌ辺りに優位に立てる駒としての採用。
打つ技の対応範囲は非常に優秀だがその火力がちょっと足りないな、という印象。命の珠とかZワザで補助すれば問題ないがしなきゃいけないのがウィークポイント。
大文字は火力が足りない為仕方なし。悪巧みは隙を見て積めると試合展開が楽になる筈。
持ち物だが流星群のC下降デメリットを避けられるドラゴンZでもいいが、メガクチートやギルガルドをワンパンできるようにホノオZでも悪くないかと。もしくは珠。
アブリボンを出すまでもない相手・・・例えばメガメタグロスやゲンガー,バシャーモが初手に出されると想定される場合に代わりに選出し、優位に立てる展開役として採用。
剣舞専用Z持ちミミッキュのことを考えて、展開役とはいえ腕白HB特化の方が良いのでは?と思ったのだが、こちらの構築に対して相手はミミッキュをギャラドスやアーゴヨンのストッパーとして運用したい筈。下手に初手に投げることはまず無いだろうと言う判断のもとに慎重HDベースとする。
特防に振らないとこちらが相手の初手アーゴヨンで詰む恐れがある。HB特化カバルドンはC179アーゴヨンのZ流星群でほぼ倒される。
持ち物は発動機会が多いオボンのみ。1/2回復実でもいいが発動するのか怪しいのでオボン。
【選出について】
アブリボンの選出基準だが、基本的にバシャーモ,リザードン,アーゴヨン入りには出したくない。初手に合わされるとリカバリーが効きにくい、ねばねばネットをしてもあまり関係ないやつがいるのが主な理由。
もしそれらが居ても出さなくてはならない場合は痺れ粉を撃ち、当てる覚悟を決めておく。
また低速サイクルには刺さらないので出さなくていい。寧ろカバルドンが刺さる筈。
原則アブリボンorカバルドンからスタートして刺さりそうなポケモンを2匹用意する。
メガ+ Zが理想だが2Z選出もガンガンしていっていいかと。
あとこの構築、まともな特殊アタッカーがアーゴヨンしかいないため鉄壁とかビルドアップ持ちで詰まないように注意されたし。
【その他】
ワンパンできないからガルーラめっちゃ重い。
以上!